物部自動車工業 店主の日記 普段着の文章

京都市西京区で車検整備の認証工場の店主です.趣味や思いつきを書いています.

特に読んでいただきたい記事
  1. 命は大切ですかと問えば

どうも、「我が国は」という表現が喉に小骨が引っ掛かったように、嫌に思う。

地元の新聞の投書欄。

わりと目を通すのだけれど、18歳の女性が、財政赤字なのだから海外支援はやめた方がいいと書いていた。

どちらかというと、他国から海外支援をしていただきたいくらいだと思っている私は、こういう意見が増えていくことで、海外支援、ODAとはいったいナニモノかということが俎上に上がっていいんじゃないかと思う。

さて、一つ、どうにも気になったのが、文中の「我が国は」という表現だ。

私は「我が国は」という表現を出来るだけ避けている。

「この国は」、「この日本という国は」、「私の住む国は」こういう表現を意識的に使っている。

私は安倍政権はもとより自民党政権が嫌いだし、その気分で我が国はと表現すると、なんだか、お仲間に加えてもらいたがっている、そんなふうに、自分自身、思えて嫌なのだ。

私は自分の足元を一歩離れて眺めたい。国と同化するような表現は嫌なのだ。

国は悪い、国は悪いことをするものだ、多分この言葉は鶴見俊輔かその同時代の人の言葉だと記憶しているけれど、私も「国は悪い、国は悪いことをするものだ」と思っている、だって、戦争をしたではないですか。

ま、そんなこんなで、私は私の住む国から、ほんの一ミリ、浮いて生きていきたいと思っている。