2021-08-27 普段着文庫上里北 優しさとしての教育 灰谷健次郎 優しさとしての教育 灰谷健次郎 三人の教師の言葉と、灰谷健次郎は淡路島に移り住んだ頃のエッセイ。 学校教育って何なのだろうと考える。 世間では、そし、テレビからは、優しさとか、共感だとか、絆なんて言葉が、もっともそうな顔してあふれ出してくる。 私は腹を立てる。大事な言葉を手垢まみれにしやがってと。 学校も世間もその点では一緒だ。偽りであふれかえっている。多分、灰谷健次郎は、学校の中で、世間の中で、真っ当に「優しさ」を考え、悩みぬいた数少ない人だろうと思う。