ノーベル賞決定の真鍋さん「原動力は好奇心」「気候変動が大変なことだと多くの人が気づいた」…単独インタビュー (msn.com)
真鍋さん、日本人がノーベル賞を受賞したとテレビでも新聞でも大騒ぎだ。まるで、我が手柄である
そんな様子に食傷気味なので、テレビを見ないようにする。
さて、彼は大学を卒業したのち、日本には働きたい会社がなかったと、アメリカへ行く。現在、アメリカ国籍で当然のことながらそのアメリカにずっと住んでいる。
多分、というか、間違いなく、manabeを育てたのはアメリカだよと、アメリカの人は思っているだろうし、日本から出たことのない私もそう思っている。
中国への頭脳流出を由々しき問題とおっしゃる方たちも沈黙だ。1950年の頭脳流出には声を発しない。
この国に住む私たちは、日本人がノーベル賞を獲ったぞと空騒ぎをするのではなく、はしゃぐのではなく、なぜ、彼がこの国を離れ、また、離れ続けたのかを考えることで、いま、この国の教育問題を直視することこそが大事であり、わいわい、騒ぐのは親戚と小学校時代の同級生辺りに任せておけ、ということだ。
大学が就職予備校化しているこの国の教育を、これはありなのか、総点検する好機ではないか、そう私は思っている。